自分に合った1台を!洗濯機の選び方
2021年10月22日
家事に欠かせない家電のひとつ「洗濯機」。
長く利用するものなので、新規購入や買い替えは、どのような洗濯機にすれば良いのか迷ってしまいますね。洗濯機選びのポイントを紹介します。
洗濯機の選び方
容量で選ぶ
洗濯機を選ぶとき、まず気になるのは容量でしょうか。一般的に「1.5kg(一人分) × 使用人数 」が最適な容量といわれています。
しかし、毛布のような大きなものを洗濯したくなることもありますし、衣類をまとめて洗濯することもあるでしょう。そのため、目安よりも大きめのサイズを選ぶのがおすすめです。
また、洗濯容量と乾燥容量は異なっているため、洗濯から乾燥まで全自動で行う場合は注意が必要です。
機能で選ぶ
温水や泡で洗濯したり、様々な生活スタイルに対応した洗浄コースが搭載されていたり洗濯機の機能は日々進化しています。
使っている人の状況に最も適した洗濯方法をおすすめしてくれたり、洗い方や時間の設定を自動で判断するなどのAI洗濯機能搭載の洗濯機やスマートフォンアプリから洗濯機を操作できるものも増えてきています。
手軽な便利機能といえば、洗剤の自動投入機能。洗濯物の量に合わせて自動で洗剤を計測・投入してくれるので、こぼしてしまったり、使いすぎを防ぐことができます。
お手入れのしやすさで選ぶ
お手入れのしやすさは、洗濯機の使い勝手を大きく左右します。
洗濯槽を自動できれいにしてくれるような、洗濯槽を清潔に保つ機能がついている洗濯機も増えています。乾燥機能付き洗濯機のフィルターは常に手入れが必要ですが、水洗い可能なフィルターならお手入れも簡単でいつでも清潔に保てます。
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洗濯機には大きく3つの種類があります
縦型洗濯機
縦型は大量の水をためてじゃぶじゃぶ洗えるため洗浄力が高く、泥汚れに強く、臭いを落とすのも得意です。ドラム式に比べて、リーズナブルな価格で手に入るものが多いです。省スペースなモデルが多く、集合住宅でも置きやすいのも特長の一つ。
しかし、使用水量が多くなり、もみ洗いするため衣類が傷みやすく、乾燥機能があってもドラム式ほどきちんと乾燥しきれないという弱点もあります。
洗浄力重視で価格を抑えたい方は縦型がおすすめです。
ドラム式洗濯機
ドラム式は、衣類を持ち上げて落下させる「叩き洗い」のため、少ない水で洗えます。ドラムの回転で洗濯物が大きく広がり、ふんわり仕上がるのが特長です。洗濯物が絡みづらく、傷みにくいのも特長の一つです。
縦型に比べ、価格が高いものが多く、サイズが大きいため、設置場所はかなり限られます。使用水量が少ないためか、洗濯物の色移りがしやすいという弱点も。
洗浄から乾燥まで全自動でできるため、共働きや洗濯の負担を減らしたい方におすすめです。
2槽式洗濯機
洗濯機と脱水機に分かれている2槽式。洗浄力が高く、脱水機能に優れているという特長があります。
汚れの落ち具合を確認して脱水前に洗濯時間を追加ができるところも2槽式よいところ。構造が単純なため、丈夫で修理しやすいのもメリット。
衣類を移動させる手間がかかることと、サイズが大きいという弱点があります。今どきの便利で時短に役立つ機能はついていませんが、根強い人気の洗濯機です。
ヒートポンプ式とヒーター式乾燥機能の違い
ヒーター式
乾燥器内のヒーターで洗濯物を乾燥させます。
構造がシンプルで本体価格が低めなことが魅力ですが、電気代や冷却用の水道代も高くなりがちです。熱温度が高いため、衣類の傷みや縮みが起きやすく、乾燥時間も長くなりがちです。
ヒートポンプ式
空気中の熱エネルギーを利用して乾燥させます。
冷却用の水が不要のため、ヒーター式に比べ大幅に節水できます。温風による乾燥で衣類が傷みにくく、乾燥スピードが速いのも特長です。
省エネ性能にも優れていますが、本体価格が高いです。
洗濯機購入の注意!
洗濯機は大きな家電です。必ずチェックしたいのが「搬入経路」と「設置場所」。
搬入経路
搬入経路は本体より10㎝広いスペースが必要です。
玄関の幅が洗濯機より狭いと室内に搬入できません。マンションの場合はエレベーターの幅もチェックが必要となります。
階段から搬入する場合は、手すりの幅や、階段の形状、天井の高さも注意が必要です。通路となる、廊下の幅も確認が必要です。
設置場所
設置スペースは洗濯機本体よりも大きいことを必ず確認しましょう。
防水パンが設置してある場合は、洗濯機の4つの脚が入るか確認が必要です。ドラム式洗濯機の場合は、右開きと左開きがあるため、スペースと壁の位置の確認が必要です。